春季祖霊大祭のご案内
来る3月20日(木)11時より、
春季祖霊大祭を祖霊社にて執り行います。

出雲大社のご祭神であるだいこくさまには、
多くのお名前があります。
その中に、
「幽冥主宰大神」(かくりよしろしめすおおかみ)
というお名前があります。
「幽冥」とは、目に見えない、耳も聞こえない世界のことです。
この世界を司っている神様がだいこくさまです。
人は死をむかえると、
神さまにわけてもらったたましいが神さまのもとに帰っていき、
神になり、子孫を見守ってくれると信じられてきました。
そして、日本人は昔から、子孫を守り導いてくれる存在として敬い、
感謝する行事を数多く行ってきました。
「国民の祝日に関する法律」によると、
春分の日・・・自然をたたえ、生物をいつくしむ
秋分の日・・・祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ
とされています。
日本は自然と共存する文化をもち、自然に神の存在を感じ、畏れ敬ってきました。
そして、人間は自然の一部であり、自然に生かされていることを自覚し、
誰もが自然と共存し、楽しく、良心を大切にする生き方を教えられてきました。
どうぞ、この日に神さま(=自然・ご先祖様)に生かされていることを再認識いたしましょう。
祖霊大祭にはだいこくさまにご先祖さまのたましいを清めていただき、
後の世でも護り導いてくださるようにお願いいたします。