えんむすびの大神について
出雲大社京都分院は、御本社である出雲大社(島根県出雲市大社町)の
ご祭神である大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)のご分霊を
お祭りしています。
一般に「大国様(だいこくさま)」として親しまれているご祭神は
「えんむすびの神」 「福の神」としても、広く慕われ敬われています。
日本書紀によると、だいこくさまは、あらゆるものが豊かに実る国、
豊葦原の瑞穂の国(今の日本)を造り上げ、
その国を天照大神にお返しになられました。
それをお喜びになった天照大神は、感謝の意を込めて神々を集められ、
出雲の宇迦山の麓に壮大な宮殿を造営し、
ここにだいこくさまを永久にお祭りすることになったそうです。
御本社・出雲大社は、二千年の歴史の展開の間に、
おのずから国民の間に深く浸透し、厚い信仰を集めてきたお社です。
出雲大社京都分院は、出雲大社大宮司・第八十代出雲国造であった
千家尊福公により、 明治六年に創立された出雲大社教の一分院として、
平成五年、京都・亀岡の地に遷宮造営いたしました。